前回の続きを。
簡単ではないペダル音域からのパッセージ、音が今ひとつ当たってきません。
演奏する姿を見ていて飛び込んで来たのは、腕の使い方でした。
速い部分なのでポジションの事もありますが、もっと大きな理由がここにあります。
動かしている右腕、ヒジが内側に入ってきていますね。ヒジが少し身体の前にある感じ。
このフォームが肋骨の動きを邪魔して、呼吸、空気の流れに影響が出ています。
呼吸って肋骨を動かす事ですからね。
楽器を構えるところだけを見せてもらうと、マウスピースを口に持ってくる時にヒジがその場所にいくようです。
マウスピースを口につける時の動き、そのための楽な腕の使い方で軌道修正をして吹いてもらうと。
お見事!!
ムラのない響きのそろったで吹けていますね。もちろんスライドの動きそのものも洗練されたので、ピッチも確かです。
腕の使い方、ヒジの位置、そのためにどうやってマウスピースを口につけるか?
そこが呼吸に影響して空気の流れが変わり、良い方向に向かいましたね。
他のパッセージでもさらに豊かな音が響きだしました。素晴らしいですね!
その調子その調子。
がんばってくださいね!