力を抜く?力を使う?

あるトランペット奏者の方とのレッスン。

高音が思った感じに上手く鳴らない、開いた薄っぺらな音になってしまうというご相談でした。

音というのは面白いですね。

形も見えないのに「薄い」などと表現する。

もちろん、仰りたい事は十分に伝わってきますよ。

何はともあれ、聴かせて観させて頂きました。

高音のFからGにかけて、しっかりと音が響いています。

しかし、もっとあたたかで豊かな響きを望んでおられるようでした。

なるほど。

私は「アンブシュア全体の力をより使う」「閉じた唇の中心への圧縮を意識する」事をご提案しました。

「え!?」という表情をされました、が試して頂けました。

ご自身のアンブシュアの理解が深い事と、求めている響きが明確だった事もあり、すぐに豊かで丸みのある響きが鳴り響きました。

望みの音に近づいたようですが、不可解な表情で「あー?!」と。

お話を伺うと、ご自身では「唇の力をより抜こう」とお考えになっていたようです。

私がご提案して実践して頂いたのは「より力を使う」方向。

イメージされていた音を吹くための「息」と「口」のパワーバランス、力の使い方の方向を掴んで頂けたようです。

これからが楽しみですね。

*あくまで個人様の奏法を観察した上でのパーソナルレッスンです。

七草粥

スーパーで便利なセットを購入したので七草粥を作りました。

お米から仕込んでいる間に七草の下ごしらえ。

頂き物の柚子をあしらい、40分くらいで塩梅よく仕上がりました。

塩というのは偉大だな。

食材の味わいを存分に引き出してくれますね。

皆様の無病息災を願って。

現在過去未来

ようやく年賀状も書き終えてホッとしています。

字も下手だし、気の利いた事など書けないけれど、頂いた年賀状をあれこれ思いながら読むのは楽しい時間ですね。

ふと考える。

よく過去は変えられないというけれど、その変えられない事実をどう受け止めるかは変えられる。

今の在り方や未来へどう向かうかによって、過去は未来と同じように自由なものになるんじゃないかと。

僕はメモはほとんどとりませんが、考え事をする時に落書きを万年筆でするのが好きなんです。

万年筆のペン先を太字に変えたら、なんだか考え方が変わったのかな。